運動神経が良い子にしたい!!「コーディネーショントレーニング」の重要性

運動神経を伸ばすコーディネーショントレーニング 子育て
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小学校の運動会や、少年サッカーや少年野球などスポーツをしている我が子を観て

「なんか、ドンくさいなあ」

「運動神経ないなあ」

なんて、感じたことありませんか?

運動神経が悪いのではなく、運動の経験がない。身体を動かす経験が少ないだけです。ぎこちない動きの原因は、どうやって身体を動かせば良いのかを理解していないから。

私も運動神経がないから、子どもが出来なくても、しょうがない。と諦めないでください。

子どもの運動神経を伸ばすためには、トレーニングを行えば良いと科学的に証明されています。そのトレーニングが”コーディネーショントレーニング”。

子どもがスポーツをしていたり、スポーツ科学を学んだことがあれば、耳にしたことがあるかもしれません。コーディネーショントレーニングは旧東ドイツがアスリートを育成するために考案されたトレーニングでヨーロッパを始め、スポーツ大国のアメリカなど各国で実施されます。運動神経=コーディネーション能力を高めるためのトレーニングです。

最近、日本の育成現場でも盛んに取り入れられているトレーニングで子どもの運動神経を高めましょう。

コーディネーション能力とは?

簡単に言うと「運動神経=コーディネーション能力

ココでいう運動神経とは、目や耳などで収集した情報を脳で認識、処理をして各身体の部位に的確に指令を出す神経回路のこと。実際には運動神経という神経はなく、その能力を”コーディネーション能力”と呼びます。

勘の鋭い人は、気づいたと思いますが、運動神経(コーディネーション能力)は生まれつきではなく、トレーニングをすることで向上します。コーディネーショントレーニングをすることで、脳からの身体の各部位に対して指令を出す動きを高めることが出来るようになります。

運動神経が悪い子どもたち

小学校の運動会を観ていると「まっすぐ走ることが出来ない」「転び方がわからない」子どもがいます。盛っている笑いごとではなく、実際に観ていて危ないと思う子どもがいます。この原因のひとつとして、子どもの遊びが、昔と比べて大きく変化していることが挙げられています。

私たちが子どもだった頃、昭和や平成の初期の子どもの遊びといえば、鬼ごっこ、缶蹴り、木登りなど色々な遊びを経験しました。学校の校庭も解放されていたし、近所の公園で日が暮れるまで走り回っていましたよね。

現代の子どもたちは、本来なら遊びを通して身につける動きが身についていない。その原因は、遊びが変わってしまい、遊びながら身につける機会が少なくなってきたからと指摘されています。

スポーツ選手を目指す子どもたちは、特に神経の働きが最も伸びる幼児期から成長期にかけて、色々なスポーツを経験することが必要。特定のスポーツの身体の動きだけでなく、色々な動きを身につけておくことが、とても重要です。

言い換えると、幼児期から成長期の間に色々な動きを経験しておかないと、成長しても運動能力が伸びない”運動音痴”になってしまいます。

コーディネーション能力の7つの要素

コーディネーショントレーニングは1970年代に旧東ドイツで発案された理論です。コーディネーション能力は7つの要素に分類されます。

この7つの要素を伸ばすことで運動神経が向上すると言われています。スポーツは、この7つの能力が複雑にかかわりながら行われます。なのでひとつの要素を伸ばすのではなく、7つの要素を総合的に伸ばす必要があります

定位能力動いているモノと自分の位置関係を把握する
例:ボールの落下地点に正確に入るなど
識別能力手足や道具を扱う
例:ボールを正確に蹴るなど
反応能力合図に合わせて素早く反応する
例:スタートダッシュなど
変換能力状況に合わせて素早く動きを切り替える
例:野球のバッティングなど
連結能力身体全体をスムーズに動かす
例:柔道の受け身など
リズム能力動作のタイミング等を上手く合わせる
例:合図に合わせて動作するなど
バランス能力身体のバランスを正しく保つ
例:転びそうになっても持ち直すなど

運動神経が良い、センスがあると思うスポーツ選手が備えている能力が、7つのコーディネーション能力です。

例えば、サッカー選手は、身体のバランスを保ちながら(バランス能力)、リズミカルに走り(リズム能力)、足でボールを扱う(識別能力)。その動きをスムーズに動かすためには連結能力も必要です。

ボールの落下点に入る(定位能力)、相手のディフェンスの動きによってプレーを変える(変換能力)など様々な能力が絶えず、複雑に機能しています。

また、スポーツをする場合は”ながら行動”も重要です。ドリブルをしながら周囲の状況を確認する。走りながらボールをコントロールするなど、複数のことを同時に行う場面が少なくありません。

このような場面でも、目や耳から入ってくる情報を脳で認識して処理し、身体の各部位に伝えるコーディネーション能力が重要になります。

コーディネーショントレーニング

スポーツをするときに必要な能力として、身体能力も大切です。身体能力とは、筋力、持久力、瞬発力など一般的なトレーニングで工場を目指す能力です。

コーディネーショントレーニングは、筋トレや、有酸素トレーニングとは趣旨が違います。コーディネーショントレーニングを行うことで、身体能力の向上を目指すトレーニングでは強化できない運動能力を高めることができ、より実践的なパフォーマンスを獲得することができます。

コーディネーショントレーニングの注意点

運動神経を伸ばすコーディネーショントレーニングですが、実際にトレーニングを行う場合は、いくつか注意して欲しいことがあります。

特に幼少期から成長期までの幼稚園児、小学生を対象にトレーニングを行う場合は、正しい姿勢、動きで行うこと。難しいトレーニングを行うのでなく、動きのレベルにあったトレーニングから、徐々にレベルアップしてください。

効果的にトレーニングを行うために短時間で色々な動きを行うこと。同じトレーニングを5分以上続けるのではなく、1分程度で良いので次から次へと新しいトレーニングを行ってください。色々なトレーニングを短時間に行うことで、身体に様々な刺激を与えることが出来ます。短時間で様々な刺激を与えることでトレーニング効果が高くなると言われています。

コーディネーショントレーニングの注意点
  • 正しい姿勢・動きで行う
  • 短時間で様々なトレーニングを行う

トレーニングの具体例

コーディネーショントレーニングを行う場合、具体的にどんなトレーニングを行うのか頭を抱える人もいるかもしれません。いくつか基礎的なコーディネーショントレーニングの具体例を挙げます。

このトレーニングが良い、やらなければならないと言うことはありません。対象者のスキル、状況や目的によって、アレンジしてください。

リズム能力

リズミカルに動く能力、目で観たり、耳で聞いたりして収集した情報から、タイミングよく身体を動かす能力を高めるトレーニングです。繰り返しの動作が基本要素になります。

  • 縄跳び
  • けんけん
  • スキップ

同じリズムで動作を繰り返すことがポイント。

バランス能力

身体のバランス感覚を養うためのトレーニングです。静止時、動作時にかかわらず、身体の姿勢を維持・安定を目指します。不安定な姿勢でプラスアルファの動きを行うことでバランス能力の向上が見込めます。

  • 片足立ちで10秒間キープ
  • 片足での縄跳び
  • 逆立ち

バランスボールや砂浜などの不安定な足場でのトレーニングも有効。

変換能力

変わっていく状況の中で筋肉の使い方を素早く変えたり、関節の動かし方を変えたりすることで動作の切り替えや動作を調整する能力を高めるトレーニングです。

  • 距離を変えた的あて
  • 違う重さ、大きさのボールを使った的あて
  • スピードを変えたダッシュ

同じ動作を行う中で瞬時にスピードを変えたり、負荷を変えたりして状況の変化に合わせて力加減の切り替えを行うトレーニング。

反応能力

目で観る、音を聞く、触れてもらうなどを合図にスバ安反応し、適切な動作を行うトレーニングです。合図を確認したら、素早く動作することが基本です。

  • 後出しジャンケン
  • 掛け声で動作
  • 見えないところから飛んでくるボールをキャッチ

合図に対して素早く反応することがポイント。

連結能力

身体の複数の部位を同時に動かし、筋肉や関節を連動させる能力を高めるトレーニングです。身体の無関係だと思う部位を同時に動かすことが基本です。

  • 走りながら腕を回す
  • スキップをしながら頭の上、身体の前や後ろで手を叩く
  • 左右交互に頭をなでながら、おなかをさする動き

出来るだけ身体の無関係な部位を複数同時に動作させます。

定位能力

定位能力とは、空間把握能力で自分の身体の位置、動いているものと自分の位置関係を把握する能力です。上下左右前後と様々な空間を使って動作するトレーニングです。

  • 馬飛び、股くぐりを交互に繰り返す
  • キャッチボール
  • 回りながらのジャンプ

身体を正確に素早く動かし、各部位、身体の位置が正しいかを意識させます。

識別能力

識別能力は、他の6つのコーディネーション能力を使い、道具や身体を使ったり、エネルギーのログをなくした動作を身につけるトレーニングです。識別能力のトレーニングは、全てのコーディネーション能力を含んだ実践的なトレーニングになります。

  • 障害物競走
  • スポーツ

運動神経を伸ばすコーディネーショントレーニング

スポーツ科学を学んだ指導者や保護者は、コーディネーショントレーニングは重要なトレーニングであると認識をしています。しかし、身体能力をあげる(筋トレや有酸素トレーニングなど)の方を重要視している指導者も多いのが現状です。

コーディネーショントレーニングは、成果が出るまで時間が掛かります。しかし、将来のことを考えると必要なトレーニングです。また、どんなトレーニングを行えば良いかが、分かりにくいトレーニングだと思います。

いつも行っているトレーニングにちょっと手を加えるだけでも、コーディネーション能力を向上するためのトレーニングになります。そのポイントをあげますので、工夫をしてコーディネーショントレーニングにチャレンジしてみてください。

コーディネーショントレーニングのポイント
  • 複合性:運動の組み合わせ、下半身の動作に手の動作を加えるなど、複数の動作を組み合わせる
  • 対応性:条件の変化。違う重さ、サイズのボールを使用するなど
  • 不規則:合図を変えたり、フェイントを掛けたり、意外性のある動作を意識して取り入れる
  • 変化度:レベルアップ。同じ運動ではなく、少しずつ難易度をあげて次にチャレンジさせる

運動神経(コーディネーション能力)は、トレーニングで伸ばすことが出来ます。家庭でも行えるコーディネーショントレーニングも多いので、親子で遊びながら運動神経を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

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