サッカーの”目的”はなんだ?! 小学生でも理解できるサッカーの原理原則。

少年サッカー

小学生の子どもたちのサッカー指導を始めたばかりのとき、小学生にサッカーの何を教えれば良いの? 私もコーチ初心者のときに考えました。

ボールフィーリングやサッカーの技術を教える必要がありますが

一番最初に教えるのはサッカーの原理原則

サッカーの原理原則を小学生のうちに知ることで、プレーの優先順位や戦術について理解ができるようになります。指示を出し、指導者の思い通りのプレーをさせてしまうと『なんで、そうするか』の大事な部分を理解せず「コーチに言われたから」「お父さんに言われたから」と戦術理解力がつかないまま、成長してしまいます。

サッカーの原理原則
すべてのプレーはゴールを奪うために行う。

10年前に比べたら、小学生のボールを扱う技術は、間違いなく向上しています。でも、やっているサッカーは、10年前とあまり変わりません。どうして変わらないかと言うとサッカーの目的を知らない子どもが多いから

少年サッカーを指導しているコーチは今までの経験もあるし、理解力もあるので”当たり前”と思っていることが多く『サッカーの原理原則』を子どもたちに伝えらえれていない。

サッカーをしている小学生は『サッカーの原理原則』を知らない。だからプレーの優先順位や戦術が理解できない。教えられた通りにしかプレーができなくなってしまいます。

サッカーの原理原則は、プレーの良い、悪いの判断基準にもなります。指導者は、もう一度、復習して明日から子どもたちに伝えて理解させてあげてくださいね。お父さん、お母さんは『原理原則』を知って的確に子どものプレーを評価してあげてください。

サッカーはどうすれば勝てる?!

サッカーはどんなスポーツですか? どうすれば勝てますか?

改めて聞かれると答えづらいですよね。コレだけ経験してサッカーを観てきている大人でも答えずらいと思います。小学生の子どもたちは経験も少なく、知っている言葉も少ないので、大人以上に答えられません。

サッカーを指導をする立場のコーチ、もしくは、お父さんかも知れませんが子どものサッカーに口出しする大人は小学生相手に説明ができないといけない。子どもたちに理解できる言葉で伝えないといけない。だって小学生は知らないから。

オランダサッカー協会はサッカーを定義しています。

1つのボール、2つのゴール、11人ずつの2つのチーム、制限されたスペース、2つのチームが相対してプレーする方向があり、ゲームを実行するためのルールを守ることによって成り立つゲーム

そしてサッカーというスポーツで勝つためには相手より多くのゴールを奪うこと

基本中の基本ですよね。サッカーで勝つのは、より多くのゴールを奪ったチームです。ポゼッション率(ボール支配率)が高いチームが勝つのではありません。ドリブルで何人かわしてもゴールを決められなければ、勝つことはできない。

そして相手はゴールを奪われないように妨害をします。単純なスポーツだから、これだけ世界中で熱狂的なファンがいる。単純なスポーツだから、効率的にどうやってゴールを奪うかという戦術が出てきます。

サッカーの”目的”

サッカーの目的は、相手より多くゴールを奪うこと。

FIFAがルールを変えない限りサッカーの目的は変わりません。ゴールを奪う、奪われないようにゴールを守る。そして味方ボールのときはゴールを奪うことができる確率が高い。だから相手ボールのときはボールを奪いに行かなければならない。

戦術や選手の技術は、相手より多くのゴールを奪うために必要な要素。

サッカーの目的を理解していないのに戦術や技術を教えると言うことは、数字ってナニかも理解していない子どもに掛け算を教えているようなモノ。幼稚園児でも九九を教えれば、言えるようになります。でも理解して計算できるかといったら多分ムリですよね。

サッカーの原理原則

サッカーは、オープンスキルのスポーツと言われ、相手が妨害してくるので判断を伴なうプレーが多い。プレーが止まることが少なく選手のアクションに対して指示を出すことが難しいスポーツです。だから選手が判断をしてプレーを実行することが必要。

その判断の基準となるのが『サッカーの原理原則』

原理原則の意味

原理原則の意味は

「原理」は物事を成り立たせる根本的な決まりの意で,主として存在や認識に関係する。それに対して「原則」は人間によって社会に適用するために決められた規則の意で,主として人間の活動に関係する

出典:三省堂 大辞林

言い換えるなら原理原則とはモノゴトを成り立たせるための基本的な決まりであり、活動をするための規則のこと。目的を達成するために最低限守らなければならないこと。それが原理原則です。

考え方の土台

ただ闇雲にプレーをしていても、偶然ゴールを奪うことができるかも知れません。

でも効率的にゴールを奪うためにはサッカーのプレーに対しての考え方、土台を理解させる必要があります。ゴールを奪うという目的を達成するためにはどんなプレーが求められるのかの判断材料を用意する必要があります。

それがサッカーの原理原則で

サッカーの原理原則

すべてのプレーはゴールを奪うため

ゴールを奪うためと言っても方法はたくさんあります。相手ゴール前に相手選手がたくさんいるのに「シュートを打て!!」と言っている訳ではありません。シュートを打っても入らないのであれば、相手を動かしてチャンスを作るためにはどうするか。を考える必要があるのです。

ゴール前が混戦でシュートが打てないのであれば、サイドにボールを運ぶと相手が動いてゴール前にスペースが空くかもしれません。ボールを下げれば、相手ディフェンダーが釣られてくるかも知れません。

プレーひとつひとつに意味を持たせる必要があります。例えば守備時に「なんでボールを奪いに行かなければならないか?」

味方ボールであれば、ゴールを奪うチャンスが増える。相手ボールだとゴールを奪われてしまう可能性がある。ゴールを奪うためには味方ボールにしなければならない。だから守備をする。

サッカーのプレーは『サッカーの原理原則』に沿って行うんですね。小学生のうちから考えてプレーができるようにしっかりと理解させる必要があります。

技術も大事だけど

もちろん、サッカーをする上でボールを扱う技術も大切です。なので、どんどん技術を身につけるために練習をしましょう。

小学生の団子サッカーでもそうです。子どもたちはボールを触りたい、奪いたいと頑張ってボールを追いかけることが大事。良く団子サッカーを観ていて「広がれ!!」と声を出している人を見かけますが、『何のために?』を教えていない

でも、考え方は教える順序が大切です。小学生に大人のサッカーをさせる必要はありません。小学生らしいサッカーをして学ぶモノが多い。

ちなみにですが、相手ボールのときは日本代表でも2人、3人で囲んで数的優位を作りましょうと話をしています。守備のときは広がらずに狭いエリアで数的優位を作ってボールを奪うのが現代サッカーのセオリーです。

広がる意味は、味方ボールのときに相手がいないスペースでボールを受けた方がゴールを奪うチャンスが増えるからですよね。小学生の子どもたちは「広がれ!!」と言われたら、相手ボールだろうが、味方ボールだろうが広がってしまいます。それくらい理解力がありません。

原理原則を教えていれば、広がる意味も理解できると思いますが、ただ「広がれ!!」で理解できる小学生は、ほとんどいません。コーチに言われたから、お父さんに言われたからとした認識していないと思いますよ。

サッカーは判断を伴なった技術が必要なのですが、その判断力がつかない。思う通りにボールを扱えない、戦術が理解できない(判断ができない)子どもは、中学生や高校生になってサッカーを諦め、辞めてしまうことが多い。

サッカーを始めたばかりの小学生の子どもたちにはまず、サッカーの原理原則を理解させ、プレーが原理原則に沿っているかを確認させることが大切です。

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