社内のIT化が進まない原因はシステムじゃない

仕事・働き方

最近、世の中の流れと言うか、ブームと言うか、猫も杓子も「IT化、システム化で業務改善」なんて話になっています。でも、実際にシステム化が上手くいかない。何から始めたら良いか分からず、なかなか進まないんですよね。

ぶっちゃけ、システムを組む人間からすると「お前ら、システム化する前にやることあるだろ?」って思う。システムって万能じゃないんです。システムを入れたから、全て上手く行くなんて妄想をやめて欲しい。

システム化が上手く行かない確信を話す。これから「システム化をしよう」とか、システムを入れたけど「使えねー」ってヒトに理解をして欲しいことを話します。

システム化の前に業務を見直せっ!!

IT化が上手く行かないのは、システムが悪いんじゃない。システムについて理解していないのに、そのシステムに期待し過ぎのヒトが悪い。

コンピュータは何でも出来る

超基本から説明しますね。知っていたら飛ばして下さい。

『システム化』を簡単に言うと「人間がやっている仕事をコンピュータにやらせよう」ってことですよね。

次に、どうやってコンピュータにやらせるかと言う話になってきます。勘の良いヒトなら気づいていますよね。プログラミングすれば良い。そのためにプログラマーと言う仕事があるしね。

プログラミングとは

プログラミングとはプログラムを作る作業です。プログラムとは、やる順番を書いたマニュアルだと思って下さい。正確に言うとちょっと違うんだけど、プログラミングをするわけでは無いので、これくらいの理解で十分です。

プログラミングを知らないヒトからすると何をしているか分からないと思うけど、ちゃんとルールがあります。そのルールの話は追々、別の記事にまとめるとして、コンピュータに実行する命令と使うデータを指定するのがプログラミング。

これを処理して。次はこれ。そんでもってあれして。次は〜。

とコンピュータがやることを全て書いてあるのがプログラムなんです。

プログラミングは簡単

プログラミングは、コンピュータに実行する命令の順番だったり、判断に使うデータを指定して行く作業なので、実は難しくないんです。もちろん、呪文(プログラミング言語)を覚える必要はあるけど、順番に命令を書いていくだけ。

IT系の仕事をしているヒトの中で一番人数が多く、世間のIT関係のイメージは、プログラマーだと思う。実際は他にも色々と仕事はあるんだけど、きっとコンピュータに向かってプログラミングをしているのがIT業界のヒトだと思われている(笑)

ちょっと誤解を生む表現をしています。プログラミングは簡単だと言っていますが、簡単にプログラミングができるようになるまでは、相当なスキルが必要です。ホグワーツ魔法魔術学校を卒業するくらいの訓練が必要です。魔法を身につければ、他の業務より簡単。やることが決まっているので、他の業務よりは簡単と言う話です。

コンピュータは何をする

コンピュータはプログラマーが書いたプログラム通りに動く。余計なことはしない。

コンピュータは文句も言わず、書かれたプログラム通りに動くだけ。それが間違っていても、書いてある通りに動く。コンピュータは究極のマニュアル人間(人間じゃないですね)

何千回でも何万回でもプログラム通りに動く。

コンピュータは勝手に動いちゃダメなんです。言われた通りに動くのがコンピュータの仕事。コンピュータが勝手に動いているように見えるときもありますよね。でも実は全部マニュアル(プログラム)が用意されて、その通りに動いているだけ。

コンピュータは、ちゃんとプログラムを作ってあげれば何でも出来る。

段々と難しくなってきたので、整理しておきますね。

  • IT化を目指す場合、システムを導入する。
  • システムはコンピュータ
  • コンピュータにはプログラムが必要
  • プログラムを書く作業がプログラミング
  • プログラミングをするヒトはプログラマー

ここまでは大丈夫ですか?

コンピュータは究極のマニュアル人間

コンピュータは何で出来ると思いますよね。でもプログラミングしないと何も出来ないんです。コンピュータはマニュアル(プログラム)に書いてないことはやらない。

ここまでが、システム化についての予備知識。

IT化が失敗する理由

IT化を考えた場合、社内のシステム班を中心にシステムの導入を考えると思います。そのシステムには、何かしらのプログラムを入れる必要があります。だってシステム、コンピュータはマニュアル(プログラム)がないと動かない。何もやらない。

基本的に使うヒトはプログラミングが出来ない。出来なくて良いんです。それはシステム屋の仕事。プログラミングはプロにお願いすれば良い。開発会社、もしかしたら社内のSEやプログラマーにお願いすれば良い。

ここまでに間違いはない。その手順で良いと思う。間違ってない。

プログラミングを頼まれたシステム屋もプロですよ。

どんなプログラムもお客さんの言うように作りまっせ。コンピュータに何でもやらせましょうよ

頼もしいですよね。流石プロ。

ところでお客さん、コンピュータにどんな順番で、何をさせるんです?

「ん?」

業務をIT化するために、システムを導入するのは大賛成です。どうしても人間の作業だとミスもあるし、コンピュータは文句も言わず、ミスも少ない。どんどんIT化してくれれば、嫌いな仕事をしなくて良い。最高じゃん。IT化、万歳っ!!

でも、ちょっと待ってください。何をシステム化するの? ちゃんと説明できる?

IT化が失敗する原因は、いつも同じ

僕は前職まで約15年間くらい、お客様にシステム化の営業だったり、コンサルだったり伺っていました。現在はある商社で社内SEとして飼われているけど、元々、システム化のお手伝いをするためにユーザーの話を聞く係。プログラミングをするより、何をコンピュータにやらせるかを聞き出す係でした。

システム屋で最前線に出て、お客様と戦う立場。

システム化が上手く行かないパターンって原因はいつも同じ。大企業から中小企業まで、100社くらい見てきたけど、IT化が失敗する原因は一緒。

IT化が失敗する原因は、社内標準、業務手順がないこと

最後は「システムが悪い」ってことにされるんだけど、100%失敗をしている原因は、業務手順がないことなんです。

IT化の前にシステム化

何のこっちゃって感じですが、IT化を進める前にシステム化をしないといけない。システム化と言っても、コンピュータシステムを導入するのではなくて、業務をシステマチックに進められるような業務の標準化

コンピュータを使ってラクしたいと思って、IT化をしているハズなのに、コンピュータに使われてしまって嫌になるってパターンが一番多い。何でそうなるかと言うと、ちょっとこの記事の前半で話したことを思い出して欲しい。

コンピュータは究極のマニュアル人間だとお話をしました。そのマニュアルがプログラム。プログラミングをするのはプログラマー。そこで質問です。プログラム(マニュアル)の流れを作るのは誰でしょう。

プログラマーだと思うヒト、手をあげてっ!!

  • IT化を目指す場合、システムを導入する。
  • システムはコンピュータ
  • コンピュータにはプログラムが必要
  • プログラムを書く作業がプログラミング
  • プログラミングをするヒトはプログラマー
  • 手順を考えるのはユーザー

プログラマーは手順があればプログラミングします。それこそ、どんな複雑な手順であっても、手順さえあれば100%期待に応える。もちろん「この手順はコンピュータにやらせるより、人間がやった方が良いよ」なんてアドバイスもしますよ。プロなんでね。

でもさ、社内の業務手順がなかったら、システム屋は何を作れば良い?

システムに合わせて業務を行う

それはシステム屋は数多くのシステムを構築しているので、大枠で業務の流れは把握している。なので「こんな感じで良いですか?」とか「この場合はこう言う操作が必要なんですけど大丈夫ですか?」なんて話をすることが出来ます。

でも、社内業務なんて100社あったら100社でバラバラ。みんなが同じ手順で業務を進めていることなんてない。ユーザーが手順を考えないで、システム屋に手順を作らせるから、業務にあっていないシステムになる

社内手順とビンゴのシステムだったら問題ない「上手くいったね」

僕の経験では、IT化でシステムを導入して失敗している原因は、社内の業務手順とシステムがあっていないから。そして、その理由は社内の業務手順がないからなんです。業務手順があれば、システム屋は、手順に合わせたプログラムを用意するよ。絶対。

その手順が出せないんだったら、システムに合わせて業務を変えないと無理だよ。でも、業務手順を変更するのって実に面倒くさいんです(笑)だから、使えないシステムになって失敗するんですよ。

システムって安くないから失敗しないようにしたいですよね。

IT化を進めるために、まずは社内標準、業務手順を作ってください。マジで良いシステムを導入するための一番の近道ですよ。

ではでは。

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