伝わるwebライティングには、ストーリーがある。
行動を起こしてもらう(買ってもらう)ためには、読んでくれる人の感情を動かすこと。
と言うのも、人間は、理論で行動するのではなく、感情と欲望で行動するから。
言い方・・・
これは行動経済学や、社会心理学で明らかにされています。多くの人は『感情でものごとを決定し、それを理論で正当化する』のです。
つまり、感情を揺さぶるライティングこそ、行動を促すライティング。
それでは、どうすればライティングで感情を刺激することができるのか・・・行ってみます!!
伝わるストーリーの型
まずは、鉄板のストーリーを紹介しますね。
平凡な主人公が、何らかの目的を持ち、その夢を叶えるために行動を起こす。順風満帆だと思われたとき、強敵が現れ、絶望の淵に落とされる。そこに導き手が現れて、強力な武器を授け、再起を促す。そして、主人公は敵を倒し、夢を叶えるのであった。
よくある展開・・・
良くあるから読んでもらえる♪
どこかで聞いたことあるストーリー展開だと思います。だけど、それが良い。この枯れたストーリー展開だから、読んでくれる人の負担が少ないんですよ。
ライティングをはじめたキッカケ
僕は理系出身で文章なんて書いたことは、ほとんどありませんでした。そもそも、僕はプログラムとデザインが主戦場であり、ライティングは専門外。
マンガや雑誌は読むけれど、新聞、小説は読まないし、活字離れの最前線を走り続ける男。
そんな僕が、急に仕事でライティングをやることになりました。
マジで困った
web業界は分業化が進んでおり、デザイン、コーディング、ライティング・・・その他諸々、担当分けをして仕事を進めるのが一般的です。
「マジかぁ。今からライター押さえられないですよ」
ダミーテキストで作り込んだデザインを確認してもらっているとき、急にライティングの追加依頼をされました。
「費用は出すから頼むよ」
公開まで1ヶ月を切った時点で、お客さんからの無茶振り・・・。よくあることなんだけど腹が立ちます。
仕事でしょ?
そもそも、取材もなしにコーポレートサイトのライティングなんて出来る訳ないし、ページ数もそれなりにあるし、運良くライターのスケジュールを抑えられたとしても、間に合いません。
僕はデザインや機能の打合せで客先に通い、話もそれなりに聞いていたので、ライティングも僕がやることになりました。
理不尽なことばかり・・・
仕事って理不尽なことが本当に多いんですよね。
とは言っても、間に合わせるためには誰かが犠牲になる必要があります。
(しばらく休みないな・・・)
はじめてのライティング
仕方なく、コンテンツを埋めるため、ライティングをはじめました。
取材し、必要な情報はしっかりと調べ、さらに、こんなことも書いた方が読む人にとって有益だろうと思われることを詰め込み、納品は問題なし。
えらいっ!
ツラい1ヶ月を乗り越え、ライティングもイケるような気になりました。
なので、意気揚々と副業でブログを立ち上げ、アフィリエイトタグを張り、収益化・・・副業ブロガーの誕生です。笑
書けるけど読まれない
だけど、ライティングは、甘いものではありませんでした・・・。
立ち上げたブログは、アクセスは集まるけど、モノは売れない。収益化なんて夢の夢。
収益化の壁は高い・・・
さらに検索エンジンがアップデートされると順位がガクンと落ち、小手先のテクニックで修正を繰り返す。
本当、嫌になる・・・
鉄板ストーリーとの出会い
そんなとき、仕事で知り合った・・・今ではライティングのお師匠さんと呼んでいる女子に出会いました。
見た目も可愛らしく、お師匠さんのライティングはとても読みやすい。性格を除けば、完璧なお師匠さんです。
そんなお師匠さんに教えてもらったのが『鉄板ストーリー』です。
平凡な主人公が、何らかの目的を持ち、その夢を叶えるために行動を起こす。順風満帆だと思われたとき、強敵が現れ、絶望の淵に落とされる。そこに導き手が現れて、強力な武器を授け、再起を促す。そして、主人公は敵を倒し、夢を叶えるのであった。
このストーリーを使ってライティングを使うとたくさんの人に読んでもらえるようになったし、反応をしてもらえるようになりました。
マジで破壊力抜群♪
詳しい方法は、後で解説しますが、もしあなたがブログで稼ぎたいと思うのであれば騙されたと思って書いてみてください。
ストーリーで伝えることは、読み手が理解しやすいと言うメリットに加えて、書き手にもメリットがあるんです。
ストーリーで伝えるメリット
そもそも、人間とは感情と欲望で行動します。そして、ストーリーは共感しやすく、感情移入しやすいという特徴があります。
あなたも子供の頃、アニメやマンガを見て、感化された記憶があると思います。たかが物語に涙を流したり、ドキドキしたりしませんでしたか?
あるね・・・
さらにいうと書き手にもメリットがあります。ストーリーを意識すると必要な情報を整理でき、雑多な情報が選別しやすくなる。
つまり、シンプルで伝わる文章が書けるようになります。
シンプルイズベスト
僕は、複数のブログを立ち上げ、SDS法、PREP法・・・色々な型でライティングをしましたが、長く読まれるのは、この鉄板ストーリーを使った文章。
もちろん、伝えたい内容にもよりますが、ブログでモノを売る、成約記事では、圧倒的な効果があります。
もし、ストーリーライティングに出会わなかったら、今でも検索エンジンのアップデートで、あたふたしていたと思います。
もし、あなたがブログでモノが売れない、成約記事が書けないという場合は、鉄板ストーリーでライティングしてみてください。
書いてみようかな・・・
ストーリーについて説明する
というのが、ストーリーでライティングする方法です。なんとなく、読み進めてしまいませんか?
ここまで読んだでしょ?
確かに・・・
平凡な主人公が、何らかの目的を持ち、その夢を叶えるために行動を起こす。順風満帆だと思われたとき、強敵が現れ、絶望の淵に落とされる。そこに導き手が現れて、強力な武器を授け、再起を促す。そして、主人公は敵を倒し、夢を叶えるのであった。
ストーリーで大切なのは7つの要素です。主人公、目的、強敵(問題)、導き手、武器(方法)、再起(行動)を促す、成功(失敗)する未来。
この7つでは読む人の心を鷲掴みにします。
詳しくストーリーについて、お伝えしますね。
主人公
主人公は、読み手に近い人間が理想です。
と言うのも、読んでくれる人と近ければ近いほど、共感して感情移入してもらえます。
読み手が自分ごとだと思えるような主人公にしましょう。
この記事では、理系、文章を書いたことない、活字離れの僕を主人公にしています。上手い文章を書きたい人(読んでくれる人)は、どれかの特徴が当てはまると思っています。
主人公は、よく言われるペルソナの特徴を持っていると共感されやすい気がします。
自分に似ている方が共感しやすいね
目的
物語の冒頭で主人公が最終的にどうなるか・・・が分かると読み手の負担が軽くなります。
ミステリーを書くわけではないので分かりやすい方が伝わります。
このストーリーを読むと(読み手が勝手に自分に重ねた)主人公がどうなるか。期待を膨らませてもらいます。
言い方・・・
強敵(問題)
そして物語を盛り上げるためには、必ず倒すべき敵が必要です。本物の敵でも良いし、解決しなければならない問題、課題です。
基本的に、読む人の悩みや不安を解決するのが目的なので、書きやすいでしょう。
難しいよね?!
難しいね♪
あまり読まれないブログは、この問題があやふや・・・読んでいる人の不安や不満、悩みが書けていないことが多いです。
だけど、ここだけは真剣に考えてください。
紹介する商品、サービスで解決する問題・・・この敵の設定を間違えると収益化は行えないと言っても過言ではありません。
導き手
ストーリーに慣れるまでは、主人公は読み手、導き手はあなたにしてみてください。この記事のように第三者を導き手にするのもアリです。
あなたが、導き手になって、主人公を成功に導く武器(方法・商品やサービス)を紹介します。
武器(方法)
多くのブログは、商品を紹介しているので、導き手としての商品説明は問題ないですよね。メリット、デメリット、感想、そして、目的を叶えるために必要だと訴えてください。
このパートだけは書けそう・・・
商品やサービスの紹介は、ブログで稼ごうとしている人であれば、たいていの人は行っていると思います。というか、このパートだけのブログが多い・・・。
行動喚起(再起を促す)
物語では、主人公が自分から行動を起こすのではなく、行動を促される必要があります。
現実を見ると自ら行動を起こせる人間というのは多くありません。外部から、きっかけを与えられて、行動を起こすのです。
あなたが導き手になり、悩みや不安を解決する方法を伝えた後には必ず、行動をするように促します。
背中を押して上げる
ここで、やらない理由を潰していく。やるための障害をひとつずつ、解決してあげてください。
成功(失敗)する未来
ストーリーは「敵は誰(何)なのか」という疑問で決まります。得るものや失うものがなければ、誰も関心を持ちません。
強敵(問題)にやられてしまったときに何を失うのか、やらない理由を明確にしてあげることで行動を起こそうとしてくれます。
誰でも悲しい結末を避けようとする
読み手が人生における何らかの問題を回避できるようにする(と同時に何が問題なのかを知らせる)と、ドキドキが止まらなくなります。
そして、導き手(あなた)が示した武器(方法、商品やサービス)を手にしたとき、どんな変化を手に入れられるかのイメージを伝える必要があります。
武器を手にしたら、読み手にはどんな理想的な(成功した)未来が待っているかを明らかにするのです。
読まれる文章にはストーリーがある
ストーリーで書くときは、相手(読み手)が何に悩んでいるか、何を不安に持っているかを敵に見立ててください。その敵を倒すのが、商品であり、サービスなのです。
稼げない記事は、どちらかと言うと『商品・サービス』がメインになっていることが多いように感じます。あくまでも、読んでくれる人のことを考え、何に困っている人が、その商品やサービスを使うか・・・という視線で書いてみてください。
難しそうだけど・・・
もちろん、簡単ではありません。だけど、鉄板ストーリーに合わせて、主人公、目的、強敵(問題)、導き手、方法、行動喚起、成功(失敗)する未来を考えてみてください。
雑多な情報もなく、上手く請求できる文章が書けるようになります。
平凡な主人公が、何らかの目的を持ち、その夢を叶えるために行動を起こす。順風満帆だと思われたとき、強敵が現れ、絶望の淵に落とされる。そこに導き手が現れて、強力な武器を授け、再起を促す。そして、主人公は敵を倒し、夢を叶えるのであった。
頑張ろう!!
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